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2009年 07月 31日
今回見学したのは「小田急電鉄小田原線(代々木上原駅~梅ヶ丘駅間)連続立体交差事業及び複々線化事業」という事業の「第3工区」と呼ばれる、下北沢駅付近の地下トンネル工事現場です。なお、諸事情から工事現場内の写真は公開することができず、あまり多くの内容ををお伝えできませんが、ご了承ください。 まず下北沢の駅近くにある工事事務所に伺い、そこで担当者の方のあいさつ・解説を受け工事概要の映像資料を視聴しました。次に作業着に着替えヘルメットを装備し、工事現場の中に足を踏み入れました。 最初は小田急線の線路直上にある工事用人工地盤とその下にある地下トンネル建設の準備工事現場を見学。そこでは地下トンネル建設に備え、連続地中壁や軌道仮受桁の設置などで様々な機械が稼働しており、まさに工事の真っ最中でした。 次いで通用口から次の現場に移動しますが、出た先は何と小田急下北沢駅のホーム。目の前を乗客やさまざまな形式の電車が通過していく中、担当の方の説明を受けました。営業線に電車を通しながらその下で工事をするのは大変難しい工事で、大掛かりな作業をするときは架線の送電を中断できる深夜の数時間しかないそうです。また、線路を仮線に移設したり仮のホームを新たに作る時もその数時間で仕上げなければならず、車両限界などにも考慮しなければならないことから、一通りが済んでも始発列車が通過するまで気が抜けないのだそうです。 続いてホームから今度は立坑と呼ばれる縦穴を通りいよいよ地下へ向かいます。まず施工済みの軌道仮受桁を下部から見学したのち、急な階段を下って建設中のシールド(円形断面)トンネルがある最深部に到達しました。そこではまず建設中のシールドトンネルと、その壁面部材を運搬する工事用軌道や車両の解説を受けました。この工事用軌道はほぼ自動運転で、実物のATCのようなシステムで動いているとのことでした。個人的には軌道の折り返し点にあるトラバーサ(遷車台)も興味深い設備でした。 そして建設中のトンネルをさらに奥へ進み、いよいよ一同はトンネル工事現場の文字通り「最先端」へ到達しました。そこには巨大なシールドマシン(掘削装置)やセグメント(壁面部材)を設置する機械、泥水や残土を基地へ圧送する装置などが設置され、普段は近づくことのできない場所を一同は大変興味深く見学していました。ただ、前述のように現場には様々な機器や設備などが設置されていますが、トンネルを正確に掘り抜いていくためには、測量などの人の目や手に頼る部分も大きいとのことでした。 こうして地下の現場を見学し終えた後は地上の事務所に戻り、解説と質疑応答の時間を経て今回の見学は終了となりました。普段はまず見ることができない鉄道建設現場の「最先端」を見学することができ、皆大満足だったように思います。 ところでこの日はいつもに比べるとそんなに暑くはなかったのですが、作業着を脱ぐと皆が汗ぐっしょり。現場の方々は毎日がこのような大変な状況で働いているわけですから、そういう意味でも本当に頭が下がるような思いがした見学でした。しかし現場の各所に掲げられた工事のスローガンを見ていると、それでもこの現場の方々一人一人が誇りを持って働いておられるのだなあと感じました。 最後になりましたが、今回の企画を主催して下さったK木先輩のお父様と、お忙しい中我々の応対をして下さった担当者の方・建設現場の皆さまにはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 文責:Y野
by krc_blog
| 2009-07-31 23:59
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